全 員 協 議 会 資 料 成 26 (2014)6 26 日 産 業 観 光 部 観 光 交 流 推 進 課
出雲い すの丘公園の再生方針案 ついて
■再生 向けた基本的 考え方 H25.6 議会 検討状況中間報告
再生 向けた論点の整理
ン公園 再生 い 白紙 ら様々 可能性を検討 る 考えられる 設置
目的 ある 農業 をゥヴワヴチ 施設 再生を考え いく方 実現的
い
ン広大 敷地 ある公園全体を一括 考え いくより 活用 可否 よ 施設やザ
ヴンを区分 いく方 方向性 固 りや い 思われる 例え 6次産業化ザ
ヴン 健康保養ザヴン 市民公園ザヴン
ン来園者を呼 込 必要 ある 入園料 頼る施設 営 ら 脱却 る必要
ある い それ り 対価 るサヴビケ 提供等 れ 逆 来園
を敬遠される要因 り い
民間活力導入の必要性
ン市施設 現用途を基本 る方向性 踏 え 行 効率化 取
り組ん いる中 民間移譲 準 管理 営 求 られ いる
ン6次産業化 よ 本質的 所得向 用創出 繋 る 民間事業者 参
入 要 あり 方 市内農畜産物 限定 る そ 場合 参入企業 実現性
ある い 点を考慮 れ ら い
■出雲い すの丘公園の再生方針 かか 調査業務報告書の概要
再生の前提条件 基本方針の設定
.再生 向けた基本方針の検討 プログェェダ 提示され 基本方針案 関 る考察
ン 土地 施設等 い 市 所有 る 経営 担を伴わ い手法 より 営を行う
ン6次産業化を図る 地場農畜産物 生産加工ン販売を行う拠点 る
ン求 られる役割ン機能 よ ザヴンを区分 利活用を検討 る
ン美人 湯 健康施設 分離さ 指定管理者 よる 営を る
ン来園者を呼 込 必要 ある 入場料 頼る施設 営 ら 脱却を図る
ン施設 管理 営 い 最大限 民間活力 導入を図る
ン既存 指定管理者ン施設利用者及 周辺地域 類似事業者 事業ン活動を妨 い利
活用策を検討 る
ン地域 さわ い樹木 植栽 維持管理 組 公園 機能向 を図る
再生 向けた事業コンセプ 対象事業の設定
.ゾ ニングの考え方 ザヴン 設定 事業ケシンケ
6次産業化ザヴンンン既存施設を活用 サフダ面 取り組 積 必要
応 ハヴチ整備 将来的 客強化 多用途 利活用 視
温浴保養ザヴンンンン指定管理者 よる 営
報告 産
用を視 活用゚゜タ゛゚を民間事業者や市民 ら広く募
. 次産業化ゾ ン の利活用方策の検討
事業コンセプダを設定 個別事業案を提示
創る 加工施設を活用 新事業展開支援 短期
伝える 地域 食 農を伝える課外教育プロエラム 短期~中期
う 地域゜パンダ及 市民活動 よる活用促進 短期
憩い 空間 くり及 維持管理イ゜チラ゜ン 策定 短期
直販ン飲食機能を有 る常設ケヒヴケ設置 中期~長期
結 公園内事業者連携体制 構築 短期~中期
6次産業化ネッダワヴェ 構築 将来
. 多目的ゾ ン の 効活用 関す 抽出
前提条件を整理 方向性を提示
健康 くり 健康増進 子供 場整備
家畜 牧 循環型飼育 環境教育ン体験 場
憩い 空間 くり 公園全体
グランドゴルフ場
多目的
ゾーン
6次産業化
ゾーン
温浴保養
ゾーン
埋立
ぶどう畑 池
■出雲い すの丘公園の再生方針案
公園全体の再生方針
ン 厳 い市 状況 市 担を出来る 少 く ら民間活力 よる再整備
管理 営を行う
ン農業公園 客型観 施設 回帰 る く 既存 施設を有効活用
ら地元農畜産業 6 次産業化や農業振興 資 る施設を目指 実現性や 性 地
域振興へ 波及効果等 い 視点 より施設 用途 幅広く考える
ン公園全体を3 ザヴン 区分 ザヴン毎 基本的 考え方を示 ら 広大 用
地を最大限有効 活用 る を最優 る
ゾ ン別の基本的 考え方
6次産業化ザヴン
農業公園 6次産業化 機能を 承ン 約 補助事業 整備 施設 い 補助
事業 目的 沿 施設 営を目指 農業振興 寄与 る目的 あれ 加工
品目 変更や施設 用途変更を行う 視 く
温浴保養ザヴン
わ美人 湯 市民 健康増進を主 る目的 る施設 分離 指定管理 よ
る管理 営を る
多目的ザヴン
農業公園 機能 らわれる く市民 利活用されるよう 空間 る
望 い 市 貴 資産 有効活用を図る
今後の取 組み
補助事業 整備 施設 休園 条件 い 再生方針 検討結果 い 国へ
説明 る
新 活用 関 る事業提案を募 る
ンザヴン別 基本的 考え方を踏 え 公園全体 活用 関 る事業 提案を期待 る
出雲いり 丘公園用地を有効 活用 る事業 い 広く提案を求 る
ン公園全体を対象 各ザヴンを対象 る部分的 提案 い 検討 対象
る
ン事業 選考 あ 市 担 出来る 少 い 等 既存施設や 休
地 有効活用される を 視 る
ン提案され 事業 い 原則提案者 より整備 管理 営を行う る 場
合 よ 市 関与 検討 る
ン事業実施 可否 い 補助事業 取扱い る国 協議を経 後 決定
る
今後の取 組み メ ジ
目標年次 取組 内容 既存指定管理施設
26 年度 ン再生方針案 い 国へ 説明
ン指定管理 よる 営
指定理者 公募
26 年度~27 年度 ン新 活用策 提案事業 い 募
ン提案され 事業 い 国 協議
ン提案事業 選考
ン提案事業 採択
28 年度~ ン再生事業 実施
出雲いり 丘公園 再生
指定管理 よる 営
出雲いりすの丘公園の再生方針にかかる
調査業務 報告書
平成 2 6 年 3 月
株式会社山陰経済経営研究所
<目 次>
調査の目的 . . . 1
Ⅰ.出雲いりすの丘公園の現況把握・分析 . . . 2
1.従前事業の総括 . . . 2
(1)出雲いりすの丘公園の整備及び運営の特徴(開園当初) . . . 2
(2)来園者数・売上高・客単価の動向(平成 1 2〜1 8 年度) . . . 4
(3)開園時の運営状況に関する分析結果(平成 1 2〜1 8 年度) . . . 5
(4)実質的な休園に至った経緯と斐川町の対応 . . . 6
(5)実質的な休園後の活用状況 . . . 6 2.⽴地特性の分析・把握 . . . 1 0
(1)アクセス環境 . . . 1 0
(2)国道 9 号の交通量 . . . 1 0
(3)日本三美人の湯「湯の川温泉」 . . . 1 1 3.公園内各施設の現在の利⽤形態 . . . 1 2 4.指定管理者及び施設利⽤者ヒアリング結果 . . . 1 3
(1)公園の管理・利⽤状況 . . . 1 4
(2)今後の有効活⽤に関する意⾒・アイディア . . . 1 5
Ⅱ.出雲いりすの丘周辺地域の農業及び類似施設の現況把握 . . . 1 6 1.出雲市の農業に関する動向. . . 1 6 2.出雲市の農業生産・販売動向 . . . 1 7
(1)農業産出額の推移 . . . 1 7
(2)JA取扱実績の推移 . . . 1 8 3.出雲市の代表的な農産品及び農水産加工品 . . . 1 9
(1)主な農産品 . . . 1 9
(2)主な農水産加工品 . . . 2 0 4.日帰り温浴施設等の類似事業者の状況 . . . 2 1 5.道の駅の⽴地状況 . . . 2 2 6.その他関連事業者及び施設の⽴地状況 . . . 2 3
Ⅲ.先進事例調査 . . . 2 4 1.視察事例の概要及び事業の特徴 . . . 2 5 2.先進事例から学ぶべきポイント . . . 2 6
Ⅳ.再生の前提条件・基本方針の設定 . . . 2 7 1.事業コンセプト・対象事業にかかる前提条件の設定 . . . 2 7 2.再生に向けた基本方針の検討 . . . 2 8
Ⅴ.再生に向けた事業コンセプト・対象事業の設定 . . . 3 0 1.ゾーニングの考え方 . . . 3 1 2.「6次産業化ゾーン」の利活⽤方策の検討 . . . 3 2
(1)事業コンセプトの設定 . . . 3 2
(2)再生に向けて取り組むべき個別事業(案)の提示 . . . 3 3 3.「多目的ゾーン」の有効活用に関するアイディア抽出 . . . 4 1 4.次年度検討すべき事項 . . . 4 3
調査の目的
「出雲いりすの丘公園」の現況を把握したうえで、 再生に向けた基本方針及び事業コンセプトについて 検討し、既存施設の活用を前提として取り組むべき 個別事業(案)などを提示することによって、出雲 市当局が「出雲いりすの丘公園再生プロジェクト」 を推進する基礎資料とすることを目的とする。
出雲いりすの丘公園 正面ゲート
Ⅰ.出雲いりすの丘公園の現況把握・分析
出雲市「出雲いりすの丘公園再生プロジェクト」資料をもとに、同公園に関する従前 事業を総括したうえで、統計資料や文献等の既存資料を活用して立地特性を把握する。 また、現在施設を利用している事業者等の利用実態、今後の事業展開等を把握するため、 指定管理者及び施設利用者へのヒアリング調査を実施する。
1.従前事業の総括
(1)出雲いりすの丘公園の整備及び運営の特徴(開園当初)
斐川リフレッシュパーク「出雲いりすの丘公園」は、日本三美人の湯として有名な「湯 の川温泉」の東側丘陵地(敷地面積 26ha)に、農畜産物加工体験販売施設、健康セ ンター施設、遊園施設などを有する農業公園として、平成 12 年 4 月にオープンした。
施設整備・運営の特徴として、①全国各地で農村型観光施設開発を行う「㈱ファーム ( 愛媛県西条市) 」からのコンセプト及びノウハウの提供、②農林水産省の補助事業を活 用した農畜産物加工体験販売施設の整備、③斐川町と斐川町農業協同組合、㈱ファーム の出資による第三セクター「㈱湯の川ファーム」による運営、④生産農家から農産品等 の提供を受ける地元を巻き込んだ仕組み(地域連携協定)などが挙げられる。
1.斐川町の農業・畜産業に、新たに観光を取り入れた6次産業としての道を拓き、地元 農家と一体となって農産物の安定的な供給を図るとともに、地場農畜産物を加工し、 付加価値を高めて販売することにより、農家所得の向上を図る。
2.日本三美人の湯「湯の川温泉」を活用した健康施設を、子供から大人まで町民誰もが 気安く利用できるリフレッシュ施設として整備し、町民の健康づくりの拠点とすると 共に、周辺市町村の住民の方々も利用できる場所として整備する。
3.余暇時間の増大や生活の豊かさを求めて多様化する住民ニーズに対応するため、子供 から大人まで幅広く楽しめる特色ある遊空間を提供する。
4.古い歴史と伝統に根ざしたヨーロッパの文化を取り入れ、独特の街並みや生活文化を 再現し、異空間を創造することにより、ヨーロッパの文化を理解する場を提供する。 5.施設への従業員雇用を通して、中高齢者の就業機会の増大を図ると共に、若者の地元
への定着を図る。
施 設 名 称 斐川リフレッシュパーク「出雲いりすの丘公園」
所 在 地 簸川郡斐川町大字学頭 3646 番地 1(現 出雲市斐川町学頭 3646 番地 1) 【約 26ha】
主 な 施 設 ①農畜産物加工体験販売施設、②健康センター施設(ひかわ美人の湯)、③遊園施設
運 営 主 体 ㈱湯の川ファーム(①及び②)、㈱ファーム(③) [ 図表Ⅰ- 3 参照] 施設投資額 34 億円 [ 図表Ⅰ- 3 参照] 開 園 日 平成 12 年 4 月 8 日
入場見込者数 年間 200, 000 人 雇 用 者 数 正社員 60 人、パート・アルバイト 40 名 図表Ⅰ- 2 公園の概要(開園当初)
図表Ⅰ- 1 事業の目的(開園当初)
国庫補助 金名
事業名
(地区名)
事 業 の 内 容 事 業 費 (単位:千円) 処分制限期間
事業年度 事業主体 施工箇 所又は 設置場 所
事業種目
(事業細目)
工 種 構 造 施設区分
事 業 量
内 容
総事業費
負 担 区 分
耐用 年数
処分制限 年月日 国 庫 補
助金
都 道 府 県費
市町村費 その他 うち起債
農 業 農 村 活 性 化 農 業 構 造 改 善 事 業 費 補助金
田 園 空 間 型 グ リ ー ン ・ ツ ー リ ズ ム 整 備事業
( ひ か わ 地区)
平 成 10 年 度 繰 越
斐 川 町
斐川町 大字 学頭
地 域 特 産 物 活 用 施 設 整 備 事 業
産 地 形 成 促 進施設(加工 房)
鉄骨平屋建 671. 39 ㎡ 乳 製 品 加 工 設 備 及 び 加 工 房 備品
273, 562 136, 781 136, 781 134, 498 34 H46. 3. 16
産 地 形 成 促 進施設(青空 市場)
鉄骨平屋建 252. 36 ㎡ 青空市場備品
60, 618 30, 309 30, 309 29, 803 34 H46. 3. 16
食 の 健 康 拠 点施設(地ビ ール醸造所)
鉄骨平屋建 658. 06 ㎡ 地 ビ ー ル 製 造 設備・備品
227, 418 113, 709 113, 709 111, 811 31 H43. 3. 16
都 市 農 村 交 流 施 設 整備事業
総 合 交 流 タ ー ミ ナ ル 施 設 ( 体 験 工 房)
鉄骨平屋建 464. 40 ㎡ 体験工房備品
119, 846 59, 923 59, 923 58, 922 34 H46. 3. 16
体 験 農 業 土 地 基 盤 整備事業
ふ れ あ い 体 験 農 園 整 備
(牧舎)
鉄骨平屋建 334. 83 ㎡ 牧舎備品
55, 456 27, 728 27, 728 27, 266 31 H43. 2. 17
地 域 農 業 基 盤 確 立 農 業 構 造 改善事業
農 村 資 源 活 用 農 業 構 造 改 善 事業
( ひ か わ 地区)
平 成 11 年 度
体 験 農 業 土 地 基 盤 整備事業
ふ れ あ い 体 験 農 園 整 備
(ぶどう畑) ぶどう畑 1. 5ha 施 肥 作 業 、 棚 張作業
10, 000 5, 000 87 4, 913 14 H26. 3. 23
平 成 12 年 度
近 代 化 施 設 整 備 事 業 ( 地 域 特 産 物 活 用 施 設 整 備事業)
農 畜 産 物 処 理 加 工 施 設
( ワ イ ン 資 料館)
鉄骨平屋建 225. 655 ㎡ 加 工 設 備 及 び 備品
97, 600 48, 800 48, 800 34, 800 34 H47. 3. 22
合 計 844, 500 422, 250 87 422, 163 397, 100
図表Ⅰ- 3 施設整備と運営主体(開園当初)
図表Ⅰ- 4 補助事業一覧(竣工当時)
(2)来園者数・売上高・客単価の動向(平成 12〜18年度)
開園当初(平成 12 年度)は 42 万人あった来園者数が、平成 18 年度には 21 万人と半 減し、売上高も 435 百万円から 155 百万円に減少した。平成 18 年度の部門別収支状況 をみると、「美人の湯」、「外食」、「外販」などは黒字であったが、入場券売上を含む「事 務所等」が5千万円以上の赤字であり、公園全体としては厳しい経営状況であった。
これまでにも来園者増加を図るために、町民の公園入園料の無料化、各種イベントの 誘致、団体客営業の強化などを行った。また、売上増加を図るために、ギフトや露店営 業の強化、夏のビアガーデンや温泉と食事のセットメニュー販売などを行った。さらに、 加工部門では、ソーセージ以外は収支赤字で、特にワインは平成 18 年度に改善計画を 策定して取り組んだが、その効果は十分なものとはならなかった。
図表Ⅰ- 5 出雲いりすの丘公園 来園者数・売上高・客単価の推移
※ アンダーラインの数字は来園者数合計(公園+美人の湯、左軸)
図表Ⅰ- 6 出雲いりすの丘公園の経営実績(平成 18 年度)
※ ㈱湯の川ファームと㈱ファームの合計
(千円)
売上高 売上原価
事務所等 4 0 ,8 4 4 1 ,1 9 2 3 9 ,6 5 2 9 0 ,4 7 6 ( 2 9 ,8 1 1 ) △ 5 0 ,8 2 4 美人の湯 4 0 ,4 8 8 4 9 0 3 9 ,9 9 8 3 8 ,1 1 1 ( 8 ,3 0 0 ) 1 ,8 8 7 外 食 4 9 ,6 8 8 2 2 ,4 1 2 2 7 ,2 7 6 1 9 ,4 4 9 ( 1 3 ,8 2 9 ) 7 ,8 2 7 売 店 2 3 ,7 6 5 1 2 ,3 1 8 1 1 ,4 4 7 1 1 ,7 1 6 ( 9 ,9 4 7 ) △ 2 6 9 加 工 3 0 ,1 3 6 1 6 ,1 9 4 1 3 ,9 4 2 1 9 ,8 9 1 ( 1 5 ,7 1 6 ) △ 5 ,9 4 9 体験教室 1 ,6 7 0 4 2 2 1 ,2 4 8 7 6 ( 0 ) 1 ,1 7 2 外 販 6 ,0 8 8 3 ,1 2 4 2 ,9 6 4 4 3 0 ( 6 1 ) 2 ,5 3 4 合 計 1 9 2 ,6 7 9 5 6 ,1 5 2 1 3 6 ,5 2 7 1 8 0 ,1 4 9 ( 7 7 ,6 6 4 ) △ 4 3 ,6 2 2
区分 売上総利益 営業利益
販売管理費 ( うち人件費)
26 0
16 3
13 2 1 12
9 6 1 07 8 4
16 3
16 9
16 3
1 51
1 30
1 19
12 8 4 2 2
3 3 3
2 9 6
2 6 3
2 2 5 2 2 6
2 1 2 43 5
33 1
2 74
23 6 1 93
18 3
1 55 1 ,0 30
9 94
92 5 8 97
85 4
8 10
7 32
0 200 400 600 800 1,000 1,200
0 100 200 300 400 500 600
H12 13 14 15 16 17 18年度
美人の湯 利用者数(左軸) 公園 来園者数(左軸) 売上高(左軸) 客単価(右軸)
(千人、百万円)
(円)
(3)開園時の運営状況に関する分析結果(平成 12〜18年度)
「出雲いりすの丘公園再生プロジェクト」では、開園時(平成 12∼18 年度)の運営 状況を分析し、運営全体の課題として主に 4 点が指摘されている。また、部門別にみる と、「ひかわ美人の湯」は周辺に類似施設がオープンした影響もありながら、黒字を確 保している。しかし、その他の部門では利用者数が減少するなかで、経営環境の変化に 対応した集客増加や公園の魅力向上といった効果的な取り組みが十分ではなく、事業縮 小・経費削減がさらなる売上減少を招く「負の連鎖」が続いたことがうかがえる。
≪運営全体の傾向≫
運営上の課題 分析結果
◆ 入 場 者 減 少 に よる 売 上 ダ ウン と 収支不均衡
・急激な入場者数減(特に冬季)による園内各部門の売上大幅減
・収支の不均衡(入場者数に対して人件費等の経費が過大)
◆コスト削減優先による負の連鎖
・入場券売上減少による広告宣伝費の減少(集客PR不足)
・経費削減による魅力低下(売店に商品がない、店が開店していない等)
・魅力低下による集客力低下 → 集客力低下による売上減少
◆黒字部門でも売上が減少
・「美人の湯」「外食」「外販」は黒字であるが、売上は年々減少
・唯一集客が見込める「美人の湯」においても来場者が横ばい状態
・上記以外は赤字、黒字部門からの補てんあり
◆構造的な問題解決への対応の遅れ
・構造的にコスト高な維持管理経費
・外販強化路線への転換の遅れ
・当初計画見直しの遅れ(コスト高の牛乳生産、収穫できないぶどう畑等)
≪部門別の傾向≫
部 門 分析結果
事 務 所 ・ ぶ ど う 畑・ 牧 舎 ・ 施設 管 理等
・急激な入場者数減(特に冬季)による園内各部門の売上大幅減
・入場料売上の減少による広告宣伝費の確保困難
・冬季(12 月∼2 月)における予想以上の入場者数減
・全体経費に占める人件費割合の増加
・ぶどうの収穫が安定しないこと(多雨・鳥害)によるコスト増(ワイン製 造への影響)
・施設老朽化による営繕関係支出の増加
ひかわ美人の湯
・黒 字を確保 している が、利用者数 は伸び悩 み(出雲 駅前温泉らん ぷの 湯
(H16. 10)、割烹温泉ゆらり(H16. 12)オープンの影響が大きい)
・公園の広告宣伝費減によるPR不足 外 食 ( レ ス ト ラ ン、 B B Q 、フ ァ
ーストフード)
・黒字を確保しているものの、週末客・団体客の減少による売上減
・BBQはゴールデンウィークと夏季には多少集客があるものの一時的
・客単価の減少(特にBBQはリーズナブルな価格設定に改定) 売 店 ( 加 工 売 店 、温 泉 売 店 、ワ イ
ン資料館売店、青空市場)
・経費節減により赤字幅を圧縮
・在庫を抑制したため商品陳列にボリューム感不足
・ワイン資料館売店は来客数減により閉店日を増加(人件費圧縮)
加 工 ( パ ン 工 房 、ハ ム ・ ソ ーセ ー ジ工房、乳製品工房、ピザ工房)
・維持管理費が大きく構造的な問題(一定の来園者がないと利益が出ない)
・ソーセージ工房で唯一利益が出ている
・乳製品工房の主力であるヨーグルトが伸び悩む(学校給食からの撤退)
・販売不振と賞味期限が短いことにより牛乳生産の中止
・パン工房の石窯パンは園内販売のみで、入場者数の減少が直接影響 体験教室 ・数字上は黒字だが、実質的人件費は加工部門で計上
外販 ・外販は営業努力により一定の成果あり
図表Ⅰ- 7 開園時の運営状況に関する分析結果(再生プロジェクト)
(4)実質的な休園に至った経緯と斐川町の対応
前述のような厳しい経営状況の下、平成 19 年 5 月 18 日に㈱ファームより、経営不振 を理由に、平成 20 年 3 月末をもって㈱湯の川ファームへの人材の出向とノウハウの提 供を終了し、第三セクター経営から離脱する意向の申し出があった。その後、斐川町が 継続運営の要請を行ったが承諾を得られず、平成 19 年 9 月にこの申し出を受け入れる に至った。
同町では、撤退後の公園経営に参画する企業も見つからず、閉園も視野に入れた検 討・協議が重ねられた。だたし、閉園した場合には、農林水産省の補助事業で整備した 施設の補助金返還と、その補助残として借り入れた起債の繰り上げ償還が必要となると いった財政上の課題も顕在化していた。
こうしたことから、補助事業の所管である農林水産省 中国四国農政局との協議を行 い、「利活用方法が補助事業の目的の範囲内であれば、分割した施設運営もやむを得な い」という判断を受け、平成 20 年 2 月に以下のような今後の運営方針を示した。
①現在行っている「出雲いりすの丘公園」としての一体的な運営及び経営は取り やめる。
②出雲いりすの丘公園施設のうち、補助事業で設置した加工施設等は、当初の設 置目的の変更も含め、有効な利活用を検討する。なお、この間、公園部分は休 園とし、維持管理のみを町で行う。維持管理にあたっては、ボランティアを募 集し支援いただく。
③出雲いりすの丘公園施設のうち、温泉施設は町民温泉として多くの利用があり、 収支もあっていることから、経営を指定管理者制度により継続する。
④公園内の各施設の有効な利活用方法の検討に併せ、公園の開放も検討する。
(5)実質的な休園後の活用状況
① 「ひかわ美人の湯」の営業継続
平成 20 年 4 月からは、㈱湯の川ファームが「ひかわ美人の湯」の指定管理を受けて 営業を行った(それ以外の施設は実質的な休園状態)ほか、㈱ファームとの清算業務、
㈱湯の川ファームの財産整理に着手した。斐川町では、財政が著しく悪化していること から、指定管理料は支払わず、従業員は出雲いりすの丘公園の従業員を極力採用するこ とを条件とした。しかし、㈱湯の川ファームでは、指定管理料が 0 円である影響を受け て、赤字が膨らんでおり、財産処分がほぼ完了した平成 21 年 3 月 31 日をもって会社を 解散させ、指定管理を解除するに至った。
平成 21 年 4 月からは、新たに公募で選定された「㈱MIしまね(松江市)」が指定管 理者となり、現在も同社が運営・管理を行っている。
図表Ⅰ- 8 今後の運営方針(斐川町、平成 20 年 2 月)
② 補助施設の活⽤(指定管理者制度導⼊)
上記の運営方針にもとづいて補助施設の有効な利活用に関する働きかけを行い、平成 21 年 1 月に指定管理者制度を導入し、当初は以下の 5 社が施設全体の 6 割部分を管理 運営する体制であった。
しかし、平成 22 年 2 月には経営不振等を理由に「㈱まめや(出雲市)」の指定管理を 取消、平成 24 年 3 月には内需低迷による厳しい経営環境下で「㈱ファーストプライズ
(米子市)」が指定管理期間満了をもって事業を終了するなど、現在の利用状況は施設 全体の 3 割弱にとどまっており、新たな指定管理者の募集、あるいは施設の管理手法そ のものの再検討が必要となっている。
③ その他の施設の活用
「パターゴルフ場・ゴーカート場・自転車場」については、斐川町が行政財産使用を 許可し、平成 20 年 4 月より、地元のグランドゴルフ愛好会である「学頭親成クラブ(平 成 25 年度からは、高齢者ふれあいサロン)」がグランドゴルフ場として整地改良し維持 管理を請け負っている。同クラブは、「ゴーカート管理棟」を島根県社会福祉協議会の 補助事業を活用して「ふれあいサロン」として整備した。
また、「公園管理棟」については、同様に行政財産使用を許可し、平成 21 年 10 月よ り、子育て支援に取り組む「NPO法人プレーパークてんとう虫」が事務所として活動 開始した(島根県の補助事業を活用して改修)。ただし、古民家を活用した親子カフェ
「コミカフェななほし」のオープンに伴い斐川町内に移転し、現在は利用していない。 このほか、地域イベントとして「斐川だんだんよさこい祭( 7 月) 」、「斐川シクラメン 祭( 11 月) 」が毎年開催、平成 25 年には「斐川町商工まつり( 10 月) 」も開催された。
現在の施設管理・利用状況については、P1 2 からの「3.公園内各施設の現在の利 用形態」及び「4.指定管理者及び施設利用者ヒアリング結果」で詳しく紹介する。
図表Ⅰ- 9 出雲いりすの丘公園の施設利活用状況(平成 21 年度当時)
管理区分 管理者 内容等
加工房A棟 指定管理 ひかわ食品加工㈱ トマトケチャップ、トマトジュース、ジャム等 加工房B棟 指定管理 ㈱MIしまね いちごジャム、ブルーベリージャム ハム・ソーセージ工房 指定管理 ㈱めぐみ ベーコン、ソーセージ等の食肉加工品 乳製品工房 指定管理 ㈱ファーストプライズ アイスクリーム
ピザ工房 直営管理 出雲市 パン工房 指定管理 ㈱まめや 加工売店 指定管理 ㈱まめや
指定管理 ㈱まめや 料理教室 直営管理 出雲市
直営管理 出雲市 直営管理 出雲市
パン、ケーキ、クッキー 施設名
補 助 施 設
加 工 房
体験工房
地ビール醸造所(レストラン) 牧舎
ぶどう畑
④ 公園の管理運営に係る経費の推移
歳入をみると、補助施設の指定管理者制度を導入した平成 21 年度以降は、総額で 2 千万円弱の推移となっており、大部分は「負担金(指定管理者からの電気・水道の実費 分)」が占めている。
一方、歳出では平成 20∼22 年度に「損失負担金」及び「旧斐川町土地開発公社償還 負担金」を計上したため総額が膨らんでいる。平成 24 年度は「光熱水道費」、「委託料」、
「借地料」などを合計すると 30, 553 千円となり、収支をみると 12, 169 千円の歳出超過 となっている。
図表Ⅰ- 10 出雲いりすの丘公園に係る経費の推移
(千円) 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 摘要
0 12,140 15,721 16,711 17,116指定管理者 電気・水道ほか負担金
361 33 71 455 345 施設使用料(体験工房等)
19 268 333 244 893 倉庫、駐車場等の使用料
0 7,000 0 0 0 経済危機対策臨時交付金(H21)
720 58 5 0 0 ワイン醸造機器売払(H20)ほか
114 31 40 33 30 寺床地区水道使用料ほか
1,214 19,530 16,170 17,443 18,384
平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 摘要
43 13 20 13 0 羊毛刈り賃金、樹木管理賃金
75 0 0 0 0
4,973 16,000 17,774 16,703 18,269
消耗品費 68 6 40 17 5 合鍵代等
燃料費 59 3 66 0 70 ガソリン、混合油、灯油
食糧費 0 7 6 6 8 ボランティアお茶
光熱水道費 107 13,162 16,107 16,455 17,830※ H20いりす全体光熱水道費(17,088千円)
修繕費 4,653 2,784 1,499 198 300 漏水修繕等
飼料費 87 38 55 28 56 羊飼育代
695 914 490 64 34 上水タンク清掃料、建物共済
3,689 5,047 5,156 5,971 5,740維持管理保守業務、指定管理委託 2,701 2,666 2,666 3,353 3,353 借地料ほか
0 8,873 3,675 1,506 3,121 美人の湯修繕ほか
53 252 498 2,004 0 美人の湯券売機購入(H23)ほか 64,280 17,035 195,583 0 0
H19分損失負担金(H20)
土地開発公社償還負担金(H20∼22)
2,450 0 0 0 0 株式購入(H20)
0 2,733 0 0 0 損失補償(H21)
0 2,717 0 0 35
国庫返還金(H21)
指定管理者負担金過年度還付(H24) 78,959 56,249 225,861 29,615 30,553
△ 77,745 △ 36,719 △ 209,691 △ 12,172 △ 12,169 収支(歳入−歳出)
需用費 歳 入 負担金 使用料 行政財産使用料 国庫補助金 財産収入 雑収入
歳入合計
歳 出 賃金 旅費
投資及び出資金 補償補填及び賠償金 償還金利子及び割引料
歳出合計 役務費 委託料
使用料及び賃借料 工事請負費 備品購入費
負担金補助及び交付金
図表Ⅰ- 11 出雲いりすの丘公園のこれまでの経過(∼平成 25 年 11 月)
※ ㈱山陰経済経営研究所にて一部加筆
事 項
平 成 元 年 1 月 ○ 斐 川 町 が 出 雲 ・ 湯 の 川 ヘ ル シ ー タ ウ ン 整 備 方 針 を 公 表(町民の福祉増進・地域の活性化を目的) 平 成 4 年 3 月 ○ 斐 川 町 総 合 基 本 計 画 ( 第 3 次 ) に て 、 湯 の 川 ヘ ル シ ー タ ウ ン 整 備 を 重 点 事 業 と す る 平 成 5 年 ○ 出 雲 広 域 圏 が 地 方 拠 点 都 市 地 域 に 指 定 ( 地 域 拠 点 都 市 法 )
○ 湯 の 川 ヘ ル シ ー タ ウ ン が 出 雲 地 方 拠 点 都 市 地 域 基 本 計 画 に お い て 「 重 点 的 に 実 施 す る 事 業 」 と し て 明 記
平 成 6 年 ○ 斐 川 町 議 会 全 員 協 議 会 に て 概 要 説 明
平 成 7 年 ○ 斐 川 町 が 「 湯 の 川 ヘ ル シ ー タ ウ ン 計 画 」 を 策 定 、 事 業 開 始
平 成 9 年 3 月 ○ 斐 川 町 議 会 で 用 地 買 収 難 航 の た め 次 年 度 事 業 予 算 を 計 上 し な い こ と を 決 定 ( 事 業 凍 結 ) 9 月 ○ 湯 の 川 ヘ ル シ ー タ ウ ン の 代 替 案 と し て 、 温 泉 施 設 を 取 り 入 れ た 農 業 公 園 誘 致 の 検 討 開 始 12月 ○ 出 雲 ・ 湯 の 川 ヘ ル シ ー タ ウ ン 整 備 事 業 の 中 止 を 正 式 決 定 、 農 業 公 園 誘 致 へ シ フ ト
○ 県 知 事 へ 要 望 書 を 提 出
平 成 10年 6 月 ○ 「 ㈱ フ ァ ー ム 」 と 基 本 協 定 締 結 ( ㈱ フ ァ ー ム の コ ン セ プ ト と ノ ウ ハ ウ を 活 用 ) 10月 ○ 農 業 公 園 造 成 に か か る 開 発 行 為 許 可 ( 県 )
○ 用 地 造 成 工 事 開 始
○ 農 林 水 産 省 の 補 助 事 業 ( 農 業 構 造 改 善 事 業 ) を 活 用 し て 加 工 施 設 等 の 整 備 開 始 平 成 11年 3 月 ○ 「 ㈱ 湯 の 川 フ ァ ー ム 」 設 立 ( 資 本 金 1, 000万 円 、 町 主 導 第 三 セ ク タ ー ) 平 成 12年 4 月 ○ 出 雲 い り す の 丘 公 園 オ ー プ ン
平 成 13年 4 月 ○ ワ イ ン 資 料 館 オ ー プ ン
平 成 19年 5 月 ○ 「 ㈱ フ ァ ー ム 」 か ら 経 営 撤 退 の 申 し 入 れ
平 成 20年 3 月 ○ 「 ㈱ フ ァ ー ム 」 が 運 営 主 体 で あ る 「 ㈱ 湯 の 川 フ ァ ー ム 」 か ら 正 式 に 経 営 か ら 撤 退 4 月 ○ 「 ㈱ 湯 の 川 フ ァ ー ム 」 が 温 泉 部 分 の 経 営 引 き 継 ぎ ⇒ 温 泉 以 外 の 公 園 は 実 質 休 園 状 態
〃 ○ 「 ㈱ 湯 の 川 フ ァ ー ム 」 の 清 算 手 続 き を 進 め る と と も に 出 雲 い り す の 丘 の 活 用 策 を 検 討
〃 ○ パ タ ー ゴ ル フ 場 ・ ゴ ー カ ー ト 場 ・ 自 転 車 場 を 行 政 財 産 使 用 許 可 に よ り 地 元 グ ラ ン ド ゴ ル フ 愛 好 会 「 学 頭 親 成 ク ラ ブ 」が 利 用 開 始 ( グ ラ ン ド ゴ ル フ 場 と し て 整 地 改 良 し て 維 持 管 理 )
〃 ○ ゴ ー カ ー ト 管 理 棟 を 「 学 頭 親 成 ク ラ ブ 」 が 「 ふ れ あ い サ ロ ン 」 と し て 模 様 替 え 平 成 21年 1 月 ○ 加 工 房 パ ン 工 房 、 加 工 売 店 、 体 験 工 房 を 「 ㈱ ま め や 」 へ 指 定 管 理 委 託 【 ∼ H23. 12/ 31】
〃 ○ 青 空 市 場 を 改 築 、 加 工 房 A 棟 と し て 「 ひ か わ 食 品 加 工 ㈱ 」 へ 指 定 管 理 委 託 【 ∼ H25. 12/ 31】 3 月 ○ 第 三 セ ク タ ー 「 ㈱ 湯 の 川 フ ァ ー ム 」 解 散
4 月 ○ 温 泉 施 設 を 「 ㈱ M I し ま ね 」 に 指 定 管 理 委 託 【 ∼ H23. 3/ 31】
〃 ○ ワ イ ン 資 料 館 を 改 築 、 加 工 房 B 棟 ( ジ ャ ム 工 房 ) と し て 「㈱ M I し ま ね 」 へ 指 定 管 理 委 託 【 ∼ H26. 3/ 31】
〃 ○ 加 工 房 ハ ム ・ ソ ー セ ー ジ 工 房 を 「 ㈱ め ぐ み 」 へ 指 定 管 理 委 託 【 ∼ H24. 3/ 31】 6 月 ○ 「 出 雲 い り す の 丘 公 園 内 施 設 指 定 管 理 者 等 連 絡 協 議 会 ( い り す N E T ) 」 発 足 7 月 ○ 加 工 房 乳 製 品 工 房 を 「 ㈱ フ ァ ー ス ト プ ラ イ ズ 」 へ 指 定 管 理 委 託 【 ∼ H24. 3/ 31】 10月 ○ 公 園 管 理 棟 を 行 政 財 産 使 用 許 可 に よ り 「 NPO法 人 プ レ ー パ ー ク て ん と う 虫 」 が 利 用 開 始 平 成 22年 2 月 ○ 「 ㈱ ま め や 」 の 指 定 管 理 取 り 消 し ( 経 営 不 振 等 の 理 由 )
平 成 23年 1 月 ○ 公 園 管 理 棟 を 「 NPO法 人 プ レ ー パ ー ク て ん と う 虫 」 が ( 事 務 所 と し て ) 模 様 替 え 3 月 ○ 地 ビ ー ル 醸 造 所 の 厨 房 を 行 政 財 産 使 用 許 可 に よ り 「 葉 泉 ス ピ ラ エ 研 究 所 」 が 利 用 開 始 4 月 ○ 温 泉 施 設 を 「 ㈱ M I し ま ね ( 継 続 ) 」 に 指 定 管 理 委 託 【 ∼ H26. 3/ 31】
10月 ○ 出 雲 市 と 斐 川 町 が 合 併
平 成 24年 3 月 ○ 「 ㈱ フ ァ ー ス ト プ ラ イ ズ 」 の 指 定 管 理 期 間 満 了
4 月 ○ 加 工 房 ハ ム ・ ソ ー セ ー ジ 工 房 を 「 ㈱ め ぐ み ( 継 続 ) 」 に 指 定 管 理 委 託 【 ∼ H27. 3/ 31】 10月 ○ 第 1 回 出 雲 い り す の 丘 公 園 再 生 プ ロ ジ ェ ク ト
( 公 園 の 概 要 、 休 園 に 至 っ た 経 緯 、 休 園 後 の 経 過 、 現 在 の 状 況 )
12月 ○ 出 雲 市 総 合 振 興 計 画 『 新 た な 出 雲 の 國 づ く り 計 画 「 出 雲 未 来 図 」 』 に お い て 、 い り す の 丘 の 民 間 活 力 の 導 入 を 含 め た 活 用 方 策 の 検 討 を 明 記
平 成 25年 2 月 ○ 第 2 回 出 雲 い り す の 丘 公 園 再 生 プ ロ ジ ェ ク ト
( 運 営 状 況 の 分 析 、 現 状 に 至 る 再 生 ( 運 営 ) 方 針 、 再 生 に 向 け た 基 本 的 な 方 向 性 ) 3 月 ○ 「 NPO法 人 プ レ ー パ ー ク て ん と う 虫 」 が 公 園 外 に 移 転
4 月 ○ グ ラ ン ド ゴ ル フ 場 を 「 高 齢 者 ふ れ あ い サ ロ ン 」 に 貸 出 【 ∼ H26. 3/ 31】 11月 ○ 「 い り す N E T 」 が 公 園 内 4 社 の 商 品 を ま と め た ギ フ ト セ ッ ト を 販 売 年 月
実 質 的 休 園 後︵ 指 定 管 理 等︶ 計 画
・ 準 備
営 業
2.⽴地特性の分析・把握
(1)アクセス環境 〜⾼速道路網の整備進展、出雲空港まで約 5 ㎞の⽴地〜
出雲いりすの丘公園周辺では、近年、山陰自動車道及び松江自動車道の整備が進めら れており、最寄りの宍道ICまでは 5. 1 ㎞、斐川ICまでは 5. 3 ㎞(国道9 号経由は 8. 4 ㎞)と車でアクセスしやすい立地となっている。また、中国横断自動車道尾道松江 線整備によって、例えば、広島市からの所要時間は 1 時間 56 分(宍道IC−広島西風 新都IC、NEXCO西日本「料金・経路検索」より)と 2 時間圏内にある。
また、空路については出雲空港まで 4. 8 ㎞の距離である。同空港は現在、羽田便と伊 丹便がともに 1 日 6 往復、福岡便は同 2 往復、隠岐便は同 1 往復が運航している。
開通年月日 道路名称 区間 区間距離
平成 13 年 03 月 24 日 山陰自動車道 松江玉造IC−宍道IC 14. 1 ㎞ 平成 15 年 03 月 16 日 松江自動車道 三刀屋木次IC−宍道JCT 10. 6 ㎞ 平成 18 年 11 月 25 日 山陰自動車道 宍道JCT−斐川IC 4. 6 ㎞ 平成 21 年 11 月 28 日 山陰自動車道 斐川IC−出雲IC 13. 6 ㎞ 平成 24 年 03 月 24 日 松江自動車道 吉田掛合IC−三刀屋木次IC 12. 3 ㎞ 平成 25 年 03 月 30 日 松江自動車道 三次東JCT・IC−吉田掛合IC 48. 7 ㎞
(2)国道 9 号の交通量 〜⾼速道路無料化の影響もあり、平成 22 年度は⼤幅減〜 平成 22 年度「道路交通センサス」によると、「国道 9 号 斐川町学頭」の自動車類交 通量は平日 12 時間が 10, 671 台となっており、前回調査と比べて大幅に減少している。 ただし、平成 22 年度の調査実施期間(9∼11 月)が、高速道路無料化社会実験(平成 22 年 6 月 28 日∼平成 23 年 6 月 20 日)の期間中であったことを考慮する必要がある。
図表Ⅰ- 12 出雲いりすの丘公園開園後の主な高速交通網の整備
17,033 16,461
15,846 15,091
17,840
10,671 17,304
16,071 14,598
14,604 13,988
0 5,000 10,000 15,000 20,000
H2 6 9 11 17 22年度
平日(12h) 休日(12h)
(台)
資料:島根県高速道路推進課「島根県道路交通情勢調査(道路交通センサス)」 図表Ⅰ- 13 自動車類 12 時間交通量(国道 9 号 斐川町学頭)
(3)日本三美人の湯「湯の川温泉」 〜⼊込み客数は減少、道の駅は増加基調〜 出雲いりすの丘公園は、日本三美人の湯として有名な「湯の川温泉」に立地しており、 6 つの宿泊施設(湖静荘、草菴、湯元 湯の川、松園、はらだ荘、出雲市斐川社会福祉 センター 四季荘)が営業している。なお、平成 23 年 3 月末に閉館した「四季荘」は、 日帰り入浴を含む温浴施設であり、平成 24 年 9 月にリニューアルオープンしている。
島根県観光動態調査によると、「湯の川温泉」の入込み客数は、平成 24 年が 45, 687 人となり、平成 10 年(107, 164 人)以降は減少基調で推移している。また、「道の駅湯 の川」の入込み客数をみると、平成 24 年は 428, 743 人と過去最多となり、足元では増 加基調で推移している。
※ 「出雲市宿泊客数」は、調査方法変更に伴い、平成14 年以前と平成15年以降は 厳密には連続しない
資料:島根県観光振興課「島根県観光動態調査」
図表Ⅰ- 15 湯の川温泉周辺施設の入込み客数の推移 図表Ⅰ- 14 湯の川温泉周辺マップ
資料:湯の川温泉ホームページ(ht t p: / / www. yunokawaons en. j p/)
0 100 200 300 400 500 600
H10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24年
ひかわ美人の湯 いりすの丘公園 湯の川温泉
道の駅湯の川 出雲市宿泊客数(※ )
(千人、宿泊客数は千人泊)
3.公園内各施設の現在の利⽤形態
前述した今後の運営方針(斐川町、平成 20 年 2 月)にもとづいて、補助施設につい ては平成 21 年 1 月より指定管理者制度を導入し、個々の施設ごとに地元の食品関連事 業者が指定管理を受けて事業を行っている。現在、加工房A棟は「ひかわ食品加工㈱(出 雲市)」、加工房B棟は「㈱MIしまね(松江市)」、ハム・ソーセージ工房は「㈱めぐみ
(米子市)」が入居している。また、出雲市の直営管理施設のうち、地ビール醸造所(レ ストランの厨房)は「葉泉スピラエ研究所(出雲市)」が行政財産使用許可により利用 しており、体験工房については市が「㈱MIしまね(松江市)」に管理業務を委託して いる。
単独施設については、平成 21 年 4 月より「㈱MIしまね(松江市)」が温浴施設の指 定管理を受けて運営しているほか、出雲市の直営管理であるグランドゴルフ場を「高齢 者ふれあいサロン」が利用している。
図表Ⅰ- 16 出雲いりすの丘公園の施設利活用状況(平成 25 年 11 月現在)
管理区分 管理者 内容等
加工房A棟 指定管理 ひかわ食品加工㈱ トマトケチャップ、トマトジュース、ジャム等 加工房B棟 指定管理 ㈱MIしまね いちごジャム、ブルーベリージャム ハム・ソーセージ工房 指定管理 ㈱めぐみ ベーコン、ソーセージ等の食肉加工品
乳製品工房 直営管理 出雲市 稼働実績なし
ピザ工房 直営管理 出雲市 稼働実績なし
パン工房 直営管理 出雲市 一部の施設備をひかわ食品加工㈱が使用
加工売店 直営管理 出雲市 一部の施設備をひかわ食品加工㈱が使用
直営管理 出雲市 ㈱MIしまねに管理委託(年間20日程度料理教室等で利用)
直営管理 出雲市 厨房:葉泉スピラエ研究所がノンアルコール梅酒製造
直営管理 出雲市 高齢者ふれあいサロンが羊の飼育
直営管理 出雲市 草刈等の実施、ぶどう収穫は困難 指定管理 ㈱MIしまね 温浴施設の運営、イベント等企画
直営管理 出雲市 高齢者ふれあいサロンが使用
直営管理 出雲市 稼働実績なし
直営管理 出雲市 イベント会場としての利用、草刈等 単
独 施 設
温浴施設 グランドゴルフ場 いりすの丘ゲート その他公園施設全体
施設名
補 助 施 設
加 工 房
体験工房
地ビール醸造所(レストラン) 牧舎
ぶどう畑
4.指定管理者及び施設利⽤者ヒアリング結果
現在、出雲いりすの丘公園を利活用している指定管理者及び施設利用者を対象として、 公園内での事業展開の現状や課題、今後の利用意向などを把握するために、以下の要領 で訪問ヒアリング調査を実施した。
調査目的 ○ 出雲いりすの丘公園での事業展開に関するこれまでの経緯や現状、今 後の課題等の把握
○ 出雲いりすの丘公園の今後の有効活用に関する意見・アイディア聴取 調査対象
[ 実施順]
◆ ひかわ食品加工㈱(出雲市)【加工房A棟】
◆ 葉泉スピラエ研究所(出雲市)【地ビール醸造所】
◆ 高齢者ふれあいサロン(出雲市)【グランドゴルフ場】
◆ ㈱めぐみ(米子市)【ハム・ソーセージ工房】
◆ ㈱MIしまね(松江市)【ひかわ美人の湯、加工房B棟、体験工房】 調査時期 平成 25 年 11 月∼12 月
主な 調査項目
○ 組織概要(事業分野、組織体制、事業エリア など)
○ いりすの丘公園での事業展開(きっかけ、生産・販売状況 など)
○ 生産している商品の特徴と主な販売先
○ 今後の見通し、課題
○ 今後の有効活用、行政支援に関する意見・要望、アイディア など
図表Ⅰ- 17 ヒアリング調査 実施要領
ひかわ食品加工㈱ 外観
㈱めぐみ ハム・ソーセージ工房 外観 いりすNETギフトセットのチラシ(㈱MIしまね 提供)